こんにちは(^▽^)/
今回は前回の続編です。
Part1の紹介はこちらからどうぞ<(_ _)>
料理業界に飛び込もうと息巻いた私でしたが….
勤務初日から、ありえない体験の連続で頭が真っ白になりました。
俺は真っ白に燃え尽きたよ…
真っ白に….
お前の不甲斐なさに燃え尽きたよ…
が~んばれ♪
負け~んな♪
力の~限り生ーきてやれ~♪(笑)
気を取り直して第二章開幕!!
わずか3日間からその後
3日間第一の挫折を味わって、
「最初はこんなもんさ!次に行って卍!!解!!(挽回)やぁーーーー!!」
違うルートを考えた結果
出鼻を挫かれ、途方に暮れる私でしたが、
持ち前のモティベーションは下がっておらず、
「次はどこに行こうかなぁ~」
と考えていました。
そうだ!!
「先にデザートを専門店で覚えて、その後で料理を学べばいいじゃん!」
料理を学んでからデザートを覚える料理先行戦術から、
デザートを学んでから料理を覚えるデザート先行戦術。
これに切り替えました。
えっ!?
そんなのどうでもいいじゃん?って思いました?(笑)
そうだよね(笑)
そのとおりだ、うんうん(笑)
もうこんな感じでいきましょう!!(笑)
なぜならこの後ちょっとした事件に進展していきます(笑)
探した先に見つけたお店
地元では結構名が知れているお店でした。
個人経営でデザート専門のお店=パティシェ
ここから学ぼうと決めていざ出陣しました。
第2戦 パティシェの世界でスタート
惹きつけられた種類の多さ
幾多に広がるショーケースの中のデザートの種類の多さ。
圧倒的に甘いもの好きを迷わせ続ける魅力。
そこに広がる世界はまるでデザートだけを楽しめる世界。
誰もが一度は入ったことのある不思議な国。
違うよ(笑)
不思議の国のアリスじゃないからね。
専門店だからこその質感
専門店だからこその良さが活きている点がありました。
それは”絵になるデザート”です。
皆さんも一度や二度経験が少なからずあると思いますが、
こう思いませんでしたか?
「別空間でお菓子だらけ」
「ショーケースの中に沢山のケーキが並んでる」
「一つ一つが凄く綺麗な形とデザインで作られている」
人それぞれ感じる点は違うと思いますが、
デザート専門のお店は、
とにかく”なんかキラキラしてる”ってイメージですかね。
並んでいるケーキやお菓子を見て、
”質の高さにビックリ”が第一印象でした。
さぁ赴任初日のスタート
かっこよく書いてるけど、
この後、とある事件へと発展していきます(^▽^)…
迎えた初出勤の朝
パティシエの世界は、
とにもかくにも朝が早い!!
そして夜まで仕事!!
早起きが当時苦手だった私は、
「早起きマジつれぇ~( ノД`)」
です(笑)
初陣
先輩たちが沢山いる中、
全ての先輩たちに挨拶廻りを済ませて、
無事仕事はスタートしました。
もちろんこの世界でもスタートは雑用全般。
”洗い場”ですね。
ここの仕事をきちんとこなすことで信頼を獲得して、
次の仕事を教わりながら覚えていくといった流れです。
1日目 愚痴第1波
こんな顔をしたくなる事件が早くも1日目で勃発します。
とある男の先輩から話かけられました。
いかにもケーキが好きでちょっと肥えちゃった系の先輩です。
男先輩「ピチポン君はどうしてこのお店を選んだの?」
きた!この手の質問!
ちゃんと準備を済ませてありました。
自分がどうしてここの店を選んだか?どうしてここの味が好きなのか?
ちょろい質問だぜ!!
私「将来的にレストランでパティシエをやりたいと思ってます。その為にはまず基礎を
学びたくて、ここのお店の雰囲気とデザートが忘れられなかったので、ここで是非
先輩たちに学びたく、入社させて頂きました。」
男先輩「へぇ~目標しっかりしてるね!!…そういえばオーナーと話した?」
私「はい!色々話させて頂きました!」
男先輩「あいつはマジで頭おかしいから、言ってる事本気にしちゃダメだよ!」
とりあえず二つ返事で
私「はい!」
?????????????
まてまて…….
なんでいきなりオーナーの話?
あーーーはいはい!
ちょっとオーナーが出来るからって嫉妬しちゃってる奴ね!!
うんうんあるある系だよね!
そういうオーラだしてるもんね(;^_^A
取り合えずスルーしといてあげるよ(^▽^)/
初出勤はとりあえず、この先輩とだけ接点をもって無事終了したのでした。
2日目 とまらぬ”愚痴”第2波
無事1日目を終えて2日目、
本日は少し雑用が増えて仕事が増えました。
その中でも簡単なデコレーションだけは教えて頂きひたすら作業。
そして事件はまた勃発します。
デコレーションを頑張ってやりながらの会話でした。
そこには無口な女先輩とプライドの高そうな女先輩もいました。
男先輩「ピチポン君はここでずっと働いていくつもり?」
私「はい!先輩たちにご指導いただければ嬉しいです」
男先輩「俺教える事ないと思うよ。辞めるつもりだし」
私「なぜですか?」
男先輩「あんな頭のおかしいオーナーについていけねぇよ!なぁ?」
他の女先輩たち2人を巻き込み始めました。
無口な女先輩「(こくこくとうなずきながら作業)」
プライドの高そうな女先輩「確かにぃ~」
手を動かしながら言葉を発する先輩。
そこで私は悟りました。
この職場内はオーナーと従業員の信頼関係が薄いのだと…
男先輩「多分、近いうちにピチポン君一人になっちゃうかもしれないけど、
その時は頑張ってケーキ類覚えられるといいね!!」
私「…(普通入ったばっかの人間にそういう話するかオイ!)」
心で渦巻く感情をこらえつつ先輩たちの話を聞いていました。
先輩たちの思考を探る
とにもかくににも話をせねばわからん!!
そう思って先輩たちの話を少し掘り下げて聞いてみようと、
私は先輩1人1人に話をそれとなく聞いてみました。
Case1:男先輩の考察
どうやらこちらの先輩は、
そもそもオーナーが嫌いだったとのこと。
いや、だったら何故他の所で働かないの?
この先輩はそもそもパティシエとして仕事をしてての”自信”
これが見当たらない。
オーナーの誹謗中傷ばかりで全く参考にならん(;^_^A
とりあえずお前は指名手配しておくわ!!(笑)
Case2:プライドの高そうな女先輩の考察
どうやらこちらの先輩は、
この仕事が好きでも嫌いでもなく働いている模様。
先輩にこの仕事で一番楽しいなって思える所はなんですか?って聞けば…
「なんも楽しくないなぁ…」
じゃあ逆につらいと思う事ってなんですか?って聞けば…
「わかんなぁい。」
職人としてのかけらが微塵もないのね。
わかったわかった!聞いた俺がバカだったよ!
もう引っ込んでてもらっていいですかぁ(笑)
Case3:無口な女先輩の考察
私が一番苦手とする”無口で感情を表に出さない根暗”タイプでした。
そこはさておき、
どうやらこの先輩は作る事が好きな先輩なようです。
話を伺いました。
先輩はこのお店が嫌いですか?と聞くと
「いやそんな事ないよ…」
どうやら話を合わせてるだけか?と思ったので、
先輩も他のところ考えているのですか?って聞くと
「まぁそのうち…」
先輩の一番好きな作業は何ですか?って聞くと
「生地作り…」
なんかだんだんうざそうな顔になってきたのでこの辺で諦めました。
オマエミテイルトコッチマデネクラニナリソウヨ(笑)
2日目終了と共に
とりあえず愚痴だらけの職場で、何も得ることがなさそうな先輩軍。
一方非力だけどやる気に満ち溢れている新人の私。
自分は何故こんなとこにいるんだろうと重労働の後に、
家に帰って考えました。
「教わる事がないなら直接オーナーから学べばいいじゃん」
その日でた結論でした。
3日目 止まぬ嵐、誹謗中傷の豪雨
3日目になり、少しずつ作業に慣れ始めた時、
止んだはずの雨が再び降り始めます。
そう”愚痴”の雨です。
この日は朝からオーナーがいなかった事もあり、
朝から盛大な愚痴のオンパレードです。
もうご想像にお任せします(笑)
3日の伝説継承
こんな職場でまなべるかぁ~ボケぃ!!!
何がしたくて職場に毎日愚痴を持ち込んで仕事してんだぁ~ボケ!!!
新人に愚痴ばっか振ってくるお前らの気持ちなんざ
俺はデザートが学びたくてここに来たの!!
もういいわ!!やってらんねぇ!!
そろそろ打っていいですかぁ?
こうして私は話をつけて、またお店去っていったのでした…
次回予告
一時期自暴自棄になって、
違う仕事で繋いでたのですが、
諦めきれず再び挑戦をします。
完全に打ちのめされて、その道が見えなくなった私ですが、
少し自暴自棄を踏まえて、また再び挑戦する決意を固めます。
そんな次なるステージで待つ強者はいったい誰?
乞うご期待を…
お疲れ様でした!!